2013年08月14日

ピアノ組曲「ドリー」-ガブリエル・フォーレ

フォーレは19世紀のフランスの作曲家ですが、
この「組曲ドリー」を初めて聴いたのは、カティア・ラベックとマリエル・ラベックの姉妹の演奏でした。
ちょうど、ラジオでフォーレとサン・サーンスの特集をやっていた時でした。
とても印象深かったので、今でもそのラジオのパーソナリティの語りがよみがえってきます。

ドリーという名は、フォーレがかわいがっていた子供の愛称です。
エレーヌ・バルダックというのが本当の名前だそうですが、その子供の名前をなぜ思えていたのかいうと、
ラジオのパーソナリティが解説していたからなんですね。
それだけこの曲は印象深い。
もともとドビュッシーなど19世紀の音楽やアートが好きなこともあって、
その時代の風が感じられるものにはたぶん反応していたんだと・・・。

久々にドリーを聴きたくなって、youtubeでいろいろ聞き比べてみたところ、
マグダ・タリアフェロさんの演奏が素晴らしかった。
たぶん、当時聞いたラベック姉妹のよりも良かったんです。

Wikiによると、
マグダ・タリアフェロ
Magda Tagliaferro, 本名:Magdalena Maria Yvonne Tagliaferro, 1893年1月19日1986年9月9日)はブラジル出身のフランスピアニスト

・・・ということです。


ま、ともかく、この「ドリー」という曲は、とても楽しげで、明るくて、子供のように純粋な感じです。
それに連弾(ピアノ2台)の曲なので、またまた楽しげです。



フォーレの「ドリー」は子供たちのピアノ練習曲としても有名なんでしょうか、
youtubeではその類の動画がわんさか出てきます。
なので、それ以外を探すのは大変なくらいです。

なので、 Fauréの名前で検索しまして、
このマグダ・タリアフェロさんの素晴らしい演奏に出会ったわけです。
フランス音楽を専門的にやっていた方のようで、なんと93歳まで長生きされています。
92歳のときの演奏の動画もあり、すごいなと思いました。

上手いはずだ。
調べてみると、フォーレに要望されて、演奏旅行にも同行したということです。


まあ、そんなことよりも、この曲はフォーレのドリーに対する愛情がとても感じられる曲なんですね。
普遍的というか、子供に対する愛情とか、子供自体の明るさとか快活さとか、純粋な感じがいいんですね。
大人になると忘れてしまうもの。
そんなものがこの曲には現れていて、真珠のような感じがしますね。


この曲を聴いていて、「ああ、あのときの感動が再び訪れてきた」と思いましたね。
ドビュッシーなども何度聞いて新たな感動があります。
音楽とかアートって飽きてしまったらそれでおしまいかなって思うことがあります。
短命なものは、やはりそれなりの理由があるのかもしれません。
反対に息の長いものも、やはり理由が・・。

いつ聴いても、いつ観ても、新しさがあり、感動があるというのを「普遍」ってよんだりするのかもしれません。
時代を超えるというのか、時間がない空間に存在することができるんでしょうね。
曲もそうですが、ピアニストとか演奏家も。
そしてアートも。


この曲がきっかけになって、いろいろなものが戻ってきた感じがしています。
戻るとか、思い出すとかです。
それは、本来の自分を思い出すということです。

圧倒的な光の中にいる自分。
すごい幸福感というか、子供のころの幸せ感です。
以前は、たぶん一瞬だったと思うんです。
今は、いろいろ体験した後のことなので、一瞬ではないんですね。
それがずっと続いていたんだということに気付くんです。

昨日、クリシュナムルティとボームの対談「時間の終焉」という本を購入したので、
幸福な時間と空間の中で、読もうと思っています。

posted by zone88 at 21:11| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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